➉コラボレーション
2017年12月21日
師走を迎えほんとになかなか筆をとることができませんでした。
iPhoneを創ったスティーブ・ジョブズは良く言ったものです。
「神は細部に宿る」
最近自分の中でその言葉に個人的に合点したところがありました。
私はこの稲妻宣言に、
色々な足場職人の
美意識
心構え
技
思考法を採取し、
混血種にしか成し得ない
多様性と多角性と創造性に富んだ
良質で上質な足場鳶の創生と育成をすることに長い時間と力を注いできました。
その一環として、某トップハウスメーカー足場部門全国1位の会社とのコラボレーションや、
多種多様な1級鳶とのコラボレーションを意識的に行って来ました。
先日当社の現場に、コラボレーションとしてとある1級鳶の方に来てもらいましたが、
披露するその施工レベルの高さ、丁寧さ、想い、足場構想に心底感動しました。
3Fのいびつな屋根の形に屋根足場を架けねばならない大変な現場でした。
屋根足場は大体、クサビ式足場の業者でも、単簡で組むことの方が一般的で、
コスト・積載・手間的面からみても単簡の方が好都合なのです。
また、クサビ材を屋根足場に使っても単簡で組むのと同じような組み方で組む会社が多いです。
そんな中その1級鳶は、全く違う組み方で組んだのです。
流石ですよね(笑)
私は今までそのような屋根足場は見たことも、登ったこともなかったので、非常に感動しました。
もっと言うと足場の上でシビれましたね(笑)
「なんて快適なんだ!」と。
まるで家が「御輿」を担いだような外観も圧巻でした。
これは足場仕事をやってきた人間でないと感じられない、
見えない心のやりとりなのでしょうが、
組み手の思いがこんなにも伝わってきた足場は初めてでした。
一応ゼネコンや役所仕事でもないですし、
足場の仕様が町場仕事の一般的なもので、
請け負い金額も一般的な価格でしたので、その屋根足場に登った瞬間。。
「え、なにこの贅沢感(笑)え、いいのこんなにしてくれちゃって(驚)」
自然にもっとお金を払いたくなるこの感じ。。
顧客の既存意識の2歩先を行ったこのような施工をすることで、この感覚になるんですね(驚笑)
この感覚も勉強になりましたね。
良い意味での裏切りというやつです。
自然にその境地までもっていく彼の想いと細やかさ。
普段スーパーのノーブランドしか着てない人が高級ブランドに袖を通した時に感じる上等な気持ち、そんな心地がしました(笑)
これだからコラボはやめられない(笑)
なので昨晩は、稲妻の現場に居合わせなかった他の若い衆も呼び出しこの感動を伝え、
ただ金が他職種よりいいから足場をやるんじゃなくて、
自分の美学、信念、想いを足場を通じて伝え感動させられる表現者としての足場鳶にもみんなでなろうと
口から唾を飛ばしながら熱弁してしまいましたね(笑)
若い衆の反応はまた始まったといささか迷惑気味ではありましたが。。(笑)
嫌がられようとウザがられようとそんなん関係ないですから私わ(笑)伝え続けますから(笑)
今回は以上です。
では