82.集団心理とIQの関係性
2020年12月21日
足場は常にチームプレーですから、この研究結果を聞いた時は、
このスター選手の巣窟である稲妻宣言の長である私は、少しゾッとしましたが、
使命感を得ると同時に合点もいきました。
これはバージニア大学での研究報告ですが、
まあそもそもIQ(知能指数)って変化してるものらしいのですが。。
平均してIQが126ある5人ずつの被験者グループを作り、
その状態で、IQが最下位の人だけに、
「この中だと貴方はわりとIQ低い方です」と伝えて、
もう一度グループでIQテストを受けさせてみたらどんな変化がみられるかを調べた研究です。
平均のIQが126というと、人類だと上位10%に入るかなり優秀な人達なのですが、
なんとそう告げられた人は、
2度目のIQテストでIQが10~15も下がってしまったらしいのです。
これだと本来デキる人が凡人になってしまうのと同じです。
この時脳の中で、何が起きているのかを専門の機械で見てみると
脳の中の扁桃体(へんとうたい)という部分が活発に働いていたようです。
扁桃体は、主に感情を司り、恐れや不安、恐怖を感じた時に活動を見せる部分らしいです。
これはつまり、感情が恐れや不安などにより混乱状態に陥り、本来の論理的思考能力が停止してしまったことを表していると。
この研究で、悪い意味で他人を意識し過ぎると、本来はかなり優秀な人なのにも関わらず能力がいかに無力化されてしまうかという事が判明しました。
これを受けてなるほどなと。。
知能指数ではないが、確かに稲妻宣言内でも年齢、キャリアが少ないメンバー程、
「新人を早く入れて欲しい」と訴えかけてきたりとか、
稲妻宣言でありながら、他業種の他社との二足のわらじをはき続ける人間がいることに、
合点がいったのです。
それは、彼らの本能だったんですね。
自尊心と論理的思考能力を守る為の「本能的緊急作動装置」の発動だったのだなと。
私は限界まで組織内の風通しをよくするための努力と考察と尽力をしてますし、
仲の良い今のこの5人が本当に気に入っているし誇りだし、
この業界良い素材が少ないし(笑)数回裏切られてるし、新人は全然まだいらない気持ちだった。
でもそれが、その最年少の彼からしたら実はすごく圧力だったのかもしれなくて、
もしそこから発せられた「心の叫び」なのなら、なおさらそれは組織を健全に存続させてゆく為に取り入れていかねばならない事案です。
また足場キャリアが最も少ないもう一人、
彼は稲妻宣言と他業種他社の二足のわらじをずっと履き続けているのですが、稲妻宣言内ではまだ職長はさせたことがない。
ところが、その他業種の他社にいくと、キャリアが上の方で頼られる職長として現場を任されているようです。
こちらのケースは、私も男なので本能的にその雄の部分がわかったというか、二足のわらじでもいいよと認知し続けてきました。
今の時代、器用且つ人気者なのわかっていて、わが社の為だけに身命を尽くせなんて、代表の自己満足ですよね。
今はワークライフバランスの時代ですし、
従業員の自由度が求められる時代です。
時代の流れには勝てません。
ちょっと話が小枝の先までいってしまいましたが(笑)。。
つまるところ超優秀なスター選手だけ集めれば、スターチームができる訳ではないとわかってくると、
いかに人間て奥が深いか、
そして、リーダーとしてのまとめる力の必要性と重要性を強く感じますよね。
どこの親もとにかく子供を優秀な学校にばかり入れようと気張ってる事が多いですが、
実はむしろ「鯛のしっぽより鰯の頭」的な方が、
その子の本来持っている能力を殺さずに良い結果が得られる場合があるのかもしれませんよね。
「他人の振り見て我が振り直せ」も行き過ぎちゃ良くないと。
他人と比較しても構わんが、大事な事は、私は私。
体、形違うし、物理的にもできることできないこともある。
深く自分を観る(みる)こと、識る(しる)こと。
そして、
ゴーイングマイウェイ。
ひとりひとりに、こころ豊かで生きがいの溢れる人生を。
グッドラック!