④業界一番乗り!
2017年07月10日
「足場ツナギ」というものがあります。
高層になればなる程重要な役割を果たしていて、
建物そのものに直接ドリルで孔(あな)を開けて、
そこにアンカーを打ち込み
それにネジ状の足場ツナギで建物と足場を固定しさらに高い安全性と強度をはかるものです。
私今まで低層から高層まで色々な足場鳶の会社に応援にゆきましたが、
ただの一度もきちんとした足場ツナギの教育をうけた人を足場ツナギ施工者として使っている足場屋に出会った事がありませんでした。
通常スーパーゼネコンなどでは足場ツナギは鳶がやるものではなく、アンカー屋さんが専門家として施工しています。
私は高層足場なのに足場鳶都合でやたらめったら穴ぼこをあけてしまったり、
経験の浅い若い子に教育などせず適当に足場ツナギを施工させてしまっている足場鳶にずっと不安を感じていました。
そこで少しでもきちんとした足場ツナギを施工できるように、
最低限アンカー屋さんの基礎知識だけは当社の職人には入れておきたくて、
本日業界を先取りしてアンカー施工士2級の講習会を稲妻宣言一丸となって受けて参りました。
足場作業主任者の講習会とは全然違って、
構造学、物理学、力学、数式と
大学教授らしき講師による込み入った話にまで内容は及び少々面食らいました(笑)
足場ツナギ実践実学も大事ですが、だからといってそれしか知らないのも井の中の蛙です。
もちろん当社の若い衆たちからはそんなの必要なくないかとブーイングの嵐でしたが(笑)
足場ツナギひとつとってもグローバルな視点、学問的な視点からも施工できることは、
人の命に直結してる足場を組み上げる足場鳶において、必要不可欠な資格だと私は思っています。
9月にアンカー施工士2級の本試験です。
全員合格目指して頑張ります!