123.『努力する天才と努力する努力家』
2022年10月10日
自身の出身大学である日本の最高学府、東京大学にすら行く価値はないと小馬鹿にし、
早稲田慶応に関しては大学ですらないと
歯に衣着せぬ辛辣な発言をしてしまう天才成田祐輔がおもしろい事を言っていました。
意欲的でない、やる気ない人の方が実はポテンシャルが高い。
なぜならやる気出してやる人は、やる気を出さないと能力が出せない。
意欲的でない人はやる気ないのにそれなりにできてしまう。
だから意欲的でない人の方がポテンシャルがある。
なんかこれはいつもやる気満々で挑む私にとっては、非常に深い暗示であり示唆にも感じました。
日本格闘技史上最高の興業となった天心vs武尊戦でも、
あんなに根を詰めて人生賭けても負けてしまう武尊を見て、
努力をした天才と努力をした努力家の違いに感じてしまって
非常に辛かったのを覚えています。
それは必死に努力してアピールして時が満ちて意を決して意中の女の子に告白をしたのにフラれて、学校一モテるソイツに軽く持っていかれた時の感覚にも近いです。
確かに。。
日本人で初めて、歴史ある米ボクシング雑誌のリングにてパウンドフォーパウンド1位になった井上尚弥や
ベースボール界の神ベーブ・ルースの記録を104年ぶりに塗り替えた大谷翔平も
その無理を全く感じない。
その落ち着き払った佇まい。
天心は大舞台になればなるほど、身体の力が抜けて解き放たれ自由自在に動けている印象がいつも私の中にはあります。
めっちゃ頑張らないと結果が出せないようじゃその分野で先はない。
ポテンシャルを意抜いて生きること。
昭和とか少し前までは、ハキハキ意欲的な人が好印象を得て日本人の中のデキる人のロールモデルを引っ張っていた気がします。
今は、集合時間を守れなくて、引きこもりで、ゲーマーで、4億円を踏み倒しているひろゆきが日本をハックしている時代です。
また一方でも、
人から預かった金をギャンブルで使い込み、ただ私怨晴らしの為だけに芸能人のプライベートを暴露してその名を売ったガーシーが、
ドバイに居ながらにして日本の国会議員に当選する時代です。
本当にこんなめちゃくちゃな時代だからこそ
肩の力を抜いたマインドで世の中に出ていくことが大事なんだと
まるで今の時代の成功者たちは、その背中で語っているような気がします。
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