51.江戸鳶の技
2020年06月01日
テヤンデバロチキショーめ
こちとら江戸っ子よ!
喧嘩と花火は江戸の華ってんで
てめえらチンタラしてんじゃないってんだ!
全員まとめてかかってこいってんだバロー!
コロナのさなかえーえーえー大変威勢が良いようで何よりで御座います。
えー
どうも(笑)
あっしです(笑)
言葉ってな不思議なもんで御座いましてですね、
使っていると自然と中身まで言葉の通りになってくるもので御座います。
どんくさいやつが突然流暢に英語なんて話されてしまうとですね、急にイケメンに見えてきたり、
江戸弁使えば先程のあっしのようにせっかちで威勢が良くなって参ります(笑)
言葉ってな割と奥深く影響の強いもので御座います。
なので「誹謗中傷」はやめましょう(笑)
はいっ!さて
先日現場で、少し力を貸して欲しいとの事。
元請けさんの元へ行くと、
小さな石材製の腰掛けが。。
ほんの50センチ程移動したいと。
大工さんと3人でああだこうだやってはみたが、ビクともしないと(笑)
鳶さんの力ならって、我々も足場鳶3人で動かしてみましたが、良い石なんだか知りませんが、
ほんっとに見た目の小ささからは想像もつかない程重い(笑)
こう見えて私は若かりし頃、夜な夜な鉄道工事の石材を地下から地上へ、地上から地下へ、
血気盛んな脳筋荷揚げ野郎達と競って荷揚げしたもんです。
なので私昔から力だけはありまして、
身長170無い位ですが、
190近くある当時K-1選手としてもちょいちょい活躍していた選手なんかと一緒に仕事していても、肩を並べて荷揚げできるパワーがありました。
120キロの石材くらいならひとりで持って地下迄運んでましたから(笑)
その私がやっても動かない。
どうしようかと。。
昔私が教わっていた江戸鳶のカシラが、
「昔は良く丸太を使って家を曳いたもんだ」
と話していたのを思い出して、
ジャッキのベース部をバールのテコ代わりに使い、
木板をかませ、
その隙に単簡パイプを忍び込ませ、
鳶の「コロ」という技法を使い石材の移動に成功!
もし我々で駄目だったら、元請けは、重量鳶や重機を使わないとならなくて、手間もコストもかかってしまった事を考えると、我々稲妻宣言で少しでも力になれて良かったなと。
我々の懐の深さを少しでも示せて嬉しかったので、
UPしてみました!
皆様今後ともひとつこの稲妻宣言を、
宜しくお願い致します!