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106.人間て強くならなくちゃいけないのだろうか?

 2021年04月19日

「所詮人間なんてひとりで生まれ、ひとりで死んでゆくんだ。だから孤独なんて当たり前の話」


なんて強がって言う人たまにいますよね。。


さて、


自分の体に不安を覚えた時、

命の限りを感じた時、

人はそれでも強くなければいけないのでしょうか?


意地張って大丈夫って笑って言わなきゃいけないのでしょうか?


どんなに迷惑をかけても

いつもと変わらず底の無い愛で

包んでくれる人がいるのなら

私はそれを突っぱねるべきではないと思うのです。


私の母方の祖母は、誰より頑固で、誰より我慢強く、誰より芯が強かった。

でもだからこそ、本来受け取れるはずの愛すら知ることなく、

ただただ深い孤独の中でたったひとり、

病院内にも関わらず

誰にも看取られず亡くなっていました。

他所様に迷惑をかけるのが大嫌いだった祖母らしいと言えばらしかった。。


でも、


逆に、

私の父方の祖父母は、


正直に、帰らないで、痛い、撫でてくれと言い続けてました。

と同時に、看病をしてくれる家族と医師と看護師にはきちんと配慮と感謝の念を与え続けてもいたふたりは、

最期この世を旅立つその瞬間まで、愛する家族と仲の良かった看護師に見守られながらでした。


全てが終わった後、看護師は言いました。


「こんなに毎日人に囲まれて闘病を終えた幸せな方々は見た事がないと」


でも、これって特別なのではなくて、


本来誰もが平等に受け取って良い愛で、人間が持ってしかるべき尊厳なんだと私は考えます。


愛されながらこの世を旅立つのと、

誰にも迷惑はかけまいと孤独の中ひっそり旅立つのと、


どちらが人生最期の喜びなのかと考えたら、


私は正直に叫び、愛を求め、愛を与え、愛に包まれた上で安心して旅立ちたいと思いますね。


だから人間て本当は、そこまで強くなる必要なんて無いのかも知れません。

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