110.今宵は喧嘩屋右近で乾杯だ
2021年05月21日
紀州のドンファン事件、本当に反吐がでる。。
やっぱり日本人なのか、いきなり時代劇見たくてむかしむかしの記憶を辿って、ネットサーフ(笑)
もういつか覚えてないくらい昔に見たのに、
今だにかっこ良かった時代劇ヒーローとして私の頭に今日までずっと憧れてこびりついていたのが杉良太郎主演の
『喧嘩屋右近』だった。
とにかく主人公の茨右近夫婦は愛むつまじく常にベタベタ朝っぱらからおっ始めてるそんな感じ。
彼らの生業はと言うと、他人の揉め事を解決してお金をもらう喧嘩屋稼業。
天下無双の喧嘩の強さ、
杉良太郎の風貌容貌キレのある殺陣と、
そのお茶目で飄々としながらも、
うんと人情味があり女房一筋ながらも全ての女性にも優しいキャラ設定が
なんとも最高で絶妙で私は心が踊った。
仕事が終われば、せっかくもらった仕事賃を結局困ってる人に全部ばら蒔いちゃって、
自分たち夫婦はお金持ちを夢見ながらもいつもふたりでお粥をすすってる。
そんなお人好しが過ぎる右近を表では尻叩いて、「あたいはそんなお前さんが好きで一緒になったんだよ」と言ってくれる女房。
貧乏だって、世の為人の為に一肌脱ぎ続ける旦那と、その報いもその酸いも甘いも運命共同体として清濁合わせ飲む覚悟で添い遂げる女房。
なんか見てるだけで幸せな気分になる。
そりゃあ絵空事かも知れないけど、それでも今の子供らに、こんな“喧嘩屋右近夫婦の在り方”みたいの伝えたいね。
夫婦学と日本の道徳学の課外授業として。
離婚が当たり前、
シングルが当たり前の現代世の中に、
「運命共同体として極まれる事の強さと健気と価値観」を伝えたい。
今宵は喧嘩屋右近で乾杯だ。
皆様もどうぞ見てみて下さい。