112.啓蒙活動として『とある超有名ハウスメーカーの一次下請けからハイスペックな施工指示書付きの足場を打診された際思わず出てしまった私の本音の手紙返信に見る足場屋の現在過去未来』
2021年07月10日
しかし鬼畜ですね、なぜこんな手間がかかる施工指示なのにこんなにも安いのか?
当社の部分足場より安いです。
常軌を逸脱した安単価は、職人の腕の出し惜しみを招き、やっつけ癖が付き
腕を落とし、モチベーションも落とします。
得をするのはその超有名ハウスメーカーだけ。
二件回ればと言いますが、
この足場仕様で足場屋が二件まわるのがどれだけ大変か。。交通費も倍かかります。
ただでさえ過酷と言われる足場屋稼業ですから、本当に足場職人がただただやっつけ癖を身に付けながら疲弊するだけなんです。
やっつけ癖の付いた職人なんて足場鳶からしたら足場カラスや足場雀です。
そこに足場屋としての存在意義はあるのか、保てるのか、甚だ疑問です。
今はもう二人一組でこういうのを二棟三棟回る時代は終わりました。
今は3人が主流ですね、二棟回る時はみんな。
足場屋も現役は「ゆとり世代」と「さとり世代」がほとんどですし、
「根性の昭和世代」も30過ぎてますからもうみんなそんな事やってると気持ちも体も持たないんです。
割にあわないって最近はこういう数をこなすタイプの請け班は見なくなりましたねほんとに。
こういうのを起業したての足場屋が仕事無いからって、こんな金額でやってしまうから、いつになったって足場屋業界は単価が盛り上がらないし、大元請けが調子に乗るんです。
本当に良くないですね。
みんな仕事やるからには豊かになっていかないといけない。
言いたいことばかり言って出し渋る超有名ハウスメーカーにやっぱり怒りを覚えますね(笑)
今は素人が自分でスマホやpcでホームページで選んで探して分離発注する時代です。
工務店やゼネコンに頼まなくても仕事が成り立つ時代です。
私は足場屋業界の未来を見据えた上で御断りしたいと思います。
すみません。
稲妻宣言
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